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伊坂幸太郎 「オーデュボンの祈り」


ずいぶん久しぶりに読み返しました。
気まぐれで2、3ページめくってみたら、ついつい最後まで読み倒してしまった。。
もうぼんやりとしか記憶に残ってなかったから、こんなにおもしろかったか伊坂さん!と衝撃でした。
読んでる間、ワクワクしました。おもしろかったー!

この本は 「荻島」 という島が舞台で、そこは100年以上も外界から遮断された状況にあります。
忘れられた島という設定であり、島の住人も不思議な人ばかり。
反対のことしか言わない画家や、地面の音を聞いてる少女、殺人が許されている男、そして荻島の核であるといっても過言ではないカカシの優午。
優午はしゃべります。未来を予言します。

これだけでも立派なファンタジーになりそうだけれど、そこへ外界との唯一の窓口である船に乗って訪問者が現れます。
主人公の伊藤。彼はコンビニ強盗に失敗して逃げているところを、船の操縦者である轟に拾われて荻島へ。
「島には欠けているものがある、それを外から来たものが置いていく」
そんな言い伝えのある荻島。
欠けているものとは何なのか、伊藤はなぜ島に連れて来られたのか。。

とにかく島が不思議な魅力に満ちてました。
閉ざされた島ですが品物だけは船を通してまわってくる。 
けれども外の人との交流はなく、島独自のルールや文化で成り立っていて。
カカシの優午は島の道しるべでもあって、島民の心の拠り所。

ひとつの壮大な島の話でもあるのに、終わりはただ一個人の話に集束していきます。
なんだか 「不思議の国のアリス」 みたいだなーと思いました。
アリスほどの摩訶不思議さはないけど、アリスは最後、ただの夢オチですし。笑

それにしても、桜の存在は秀逸ですね。
花を育てることは、詩を読むことに似ている、という言葉が印象に残りました。
確かに花を愛でてるときって、ペットとは感覚が違うし音楽とも違う。
かといって本でもないし、やっぱ詩だな~と。
あと、「夜景を楽しむ」 はぜひ荻島スタイルで楽しんでみたいです。笑

私、伊坂作品の中ではこの作品がいちばんかもしれません。粗いところもあるけど、その粗さがむしろいい。
逆に最近の伊坂さんはどうしても読めなくなってしまいました。あんなに大好きだったのに・・・
なんだか読んでる最中にフラストレーションを感じてしまうんですよね・・・(悲)
でも今度の 『SOSの猿』 は大好きな五十嵐大介さんとのコラボということもあり、なかなか気になります。五十嵐さんの 『SARU』 の序章をためし読みしたらすごくおもしろそうでした!
よし、そのうち 『SOSの猿』 も絶対読む!
と自分に言い聞かせないと、書店に行っても別の本を買ってしまいがちな今日この頃・・・あせ


オーデュボンの祈り (新潮文庫)オーデュボンの祈り (新潮文庫)
(2003/11/28)
伊坂 幸太郎

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オーデュボンの祈り 伊坂幸太郎

よかった!今年読み始めた小説の中でこれが一番好きな1冊となりました。登場人物が良い味だしてるし、設定も面白いし、クライマックスに向かう文章の流れがものすごく心地よかった。 コンビニ強盗に失敗した伊藤は、警察に追われる途中で意識を失い、見知らぬ島で目を覚
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