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恩田陸 「いのちのパレード」


ミステリー、ホラー、SF、ファンタジーなど様々なジャンルが楽しめる短篇集です。
15篇からなる幻想的で怪奇的、ちょっと不思議な話が一度に読める1冊。
どの話もおもしろくって、1つ1つの設定を語りたくなってしまうような、そんな思いに駆られる中身の濃い短篇集でした。

こういう趣旨の本、大好きです!
『世にも奇妙な物語』 のような、突如 非日常に放り込まれる主人公とか、ラストがぶつ切りの唖然としてしまうような設定の話が好きな方には、非常に楽しめる本じゃないかと思います。
こんなにたくさんの奇妙な話をよく思いつくなーと、読みながら感心してしまいましたね。。
改めて恩田さんの引き出しの多さに驚かされます。

幻想的といえば 『蝶遣いと春、そして夏』 や 『かたつむり注意報』 がおもしろかった。
『蝶遣いと春、そして夏』 は蝶を飛ばして死者を送る蝶遣いのお話で、どことなく 『蟲師』 を彷彿とさせますし、『かたつむり注意報』 なんて ジブリの 『風の谷のナウシカ』 に出てくる王蟲(だったっけ?見たのはかなり昔なのでうろ覚え・・・あせ)のイメージでした。なんとなく。

『走り続けよ、ひとすじの煙となるまで』 は、恩田さんの 『図書室の海』 という短篇集に収録されていた 『オデュッセイア』 に通じるような世界観で、1つの歴史を見ているような気にさせてくれます。
その他にも、ユーモアあふれる 『夕飯は七時』 『エンドマークまでご一緒に』 や、『SUGOROKU』 もおもしろかった。中には、これ長編にしてくれないかな~と思うようなものもありましたね。

そして、表題作である 『いのちのパレード』。
ありとあらゆる動物たちの大移動なのですが、ただ移動していくだけの話でとくに膨らみがあるわけでもないのにとても壮大で、地球上の多種多様の生き物の姿に圧倒されます。

恩田さんの小説って、タイトルがほんとにステキ♪
この短篇集で言えば 『スペインの苔』 や 『かたつむり注意報』 とか 『いのちのパレード』 もそうだし、『隙間』 なんてタイトルからして怖いんですけど・・・;;
そしてこのジャケット、ものすごく好みです☆
黒いシンプルな表紙にこのタイトルで、恩田さんのネームバリューだったら即買いですよ!
このちょっとザラザラした手触りもいいし。。

と、かなりのベタ褒めですが(苦笑)、長編が好きという方やオチがはっきりしてないとイヤという方には、あまりお薦めできないかも・・・?あせ


いのちのパレードいのちのパレード
(2007/12/14)
恩田 陸

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