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寄藤文平 「死にカタログ」


久しぶりに読み返してみました。
すごいタイトルですけど(苦笑)、別に死を促進している本ではありません。
死について考えてみる本。

なんといっても、このポップな絵柄がいいですね☆
死にまつわる様々なデータがわかりやすくまとめてあって、とても読みやすい。なんだか大人の絵本という気がします。
死に対するいろんな国々の考え方や、民族観、宗教観の違い、死についての様々なうんちくといった事柄を、まさにカタログのようにへぇ~と、トリビア感覚で気軽に知ることができます。
その土地その土地で、こんなに様々な死生観があるんだと知って驚きでした。

パプアニューギニアのある島では、人は死んだら近所の島に行く(!)と考えられていて、そこで普通に生活を送り、年老いると脱皮(?)。その後もとの島に戻って新しい命として生まれ変わるのだとか。
輪廻転生というか、とても死がポジティブに考えられていて、ただの生の延長だよと言われているようで、おもしろいなと感じました。

その他にも、歴史上の人物の生まれてから死ぬまでのことが年表のようなもので描かれていたり、本や映画、アニメなどの有名キャラクターの死に様なんかが独特のユーモアあふれるイラストで描かれていて、死について描かれているのに見ているだけで楽しくなるような。。

特に年表がいいんです! これは見ないとわからないかもしれない。
『ごんぎつね』 の年表とか懐かしいなと思いながらちょっと泣きそうになったし(苦笑)、カフカの 『変身』 なんて、あの読むのが苦行にしか思えなかった(すいません・・・)お話が、思わず笑ってしまうような簡潔な年表になってしまってるのです。

死なんて重たくて暗いことなのに、クスリと笑えて明るく読めてしまうんですよね。
ラストのまとめ方も、死に対して恐怖はあまり感じられなかった。
むしろ、清々しさまで感じてしまうような(決して自殺を促しているわけではなく)終わり方で、こんなふうに自分の人生を折りたたみつつ最後を迎えることができたら、何の未練もないよなーとしみじみ思いました。

いつかは誰にでも訪れてしまう死。
遠いようでいて身近に存在するもので、普段は考えないけれど、たまにはこうして向き合って考えてみるのもいいですね。死まで通して、生きるってことなんだと改めて実感しました。


死にカタログ死にカタログ
(2005/12/15)
寄藤 文平

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