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本・映画・音楽などの主観的な感想。マイワールド万歳。

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京極夏彦 「巷説百物語」


主人公は、怪談話を収集するために諸国を巡る戯作者志望の青年 百介。
百介は偶然雨宿りに立ち寄った山小屋で、又市率いる風変わりな一行と出会います。
巧みな話術や変装などをつかって人間の深い業を裁き、弔いを行う一行に、百介がなにがなんだかわからないまま手を貸し、次第に巻き込まれていくお話です。

全7話が収録されています。
最初はなかなか読む気が起きなかったのですが、読み始めると徐々にその独特の語り口に引き込まれて、いつしか夢中になって読んでました。
昔風な語り口なんだけれども、読みやすくて情景が目に浮かびやすかったです。
おぎんののんびりしたような口調と、又市の減らず口が味があっておもしろかった!

最後の 『帷子辻』 というお話が印象的でした。
愛した女性が死んで腐っても、自分がその女性を愛していられるのかどうかを試そうとする男の話で、自分の愛は真実だ、外見などに騙されたわけじゃないと豪語する男に、又市はそれは妄念だと一括。

“人は見た目が9割” なんていいますが、それを真っ向から否定しようとしているんですね、その男は。なんだかビミョーに身につまされるような・・・?って違うか^^;

人を好きになるのって外見よりも中身だと自分の中では信じているけれど(?あせ)、その男みたいな考え方はわからないし、したくないな、と。
その男はおそらく、それでも愛を貫こうとしている自分に酔っちゃってるだけなんじゃないかなあ。
それとも、そこが愛と狂気の境目なんですかね? ぶっちゃけある程度、外見も大事ですよね?;;

・・・と、なんだか話が変な方向にいってますがあせ、全編にわたって、あやしくも切ない、哀しいお話でした。。
このお話は続編もいろいろと出版されているようです。 
そちらはまだ読んでませんが、この本が面白かったので、いずれ読んでみようかと・・・


巷説百物語 (角川文庫)巷説百物語 (角川文庫)
(2003/06)
京極 夏彦

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