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2010.11.28 *Sun
よしもとばなな 「デッドエンドの思い出」
なんだろうなぁ。なんか消化不良です。
よしもとばななの小説は、昔のものばかりで最近の小説読んだことなかったからかなあ。
うーん。。なんというか、あまり心を動かされない小説でした。
むしろ読んでる最中、なんだかむずむずする小説だった。
というか、ばなな作品って、こんなに会話が空々しかったっけ?
なんでこんなに誰もが説明口調なんだろう。
物語に入り込めない。
ところどころは相変わらず、本当に易しく優しい、彼女だからこその伝わる機微が感じられたんだけど。
あと、やっぱり気になってしまうのが、相変わらず突飛で劇的な事件が
周りで、もしくは自分に起こっている登場人物たち。
誘拐とか軟禁とか、レイプとか毒入りカレーとか、練炭で眠るように死んでしまった老夫婦とか。
5つの短編が読めたのですが、安易にそういう出来事を使いすぎだよーと思ってしまった。
必然的というわけでもなさそうだし、かといって、キッチンとか昔の小説にみられた、あたたかみのある丁寧で高尚な雰囲気は私には感じられなかった。
ただ単純に、物語を動かすために、小説の中の登場人物たちを彩るために、それらの事件がある。そんな感じ。
うーん、これネームバリューのおかげで読めたけれども、もしこれが無名の作家だったら、この人の小説はおもしろくないというレッテルを自分の中で貼ってたと思う。
この雰囲気が、よしもとばななの良さだとは思えない・・・
よしもとばなな自身は、「この小説が書けてよかった。いちばん好きです」と、あとがきで書いてるので、
たぶんいちばん彼女の中で私小説的だったために、のっぺりしたお話ばかりになってしまってるのかなぁと、自己解釈。
そんなことを悶々と考えながらアマゾンの感想を見てみたけれど・・・
うーん、忙しくて荒んでんのかな私(苦笑)
よしもとばななの小説は、昔のものばかりで最近の小説読んだことなかったからかなあ。
うーん。。なんというか、あまり心を動かされない小説でした。
むしろ読んでる最中、なんだかむずむずする小説だった。
というか、ばなな作品って、こんなに会話が空々しかったっけ?
なんでこんなに誰もが説明口調なんだろう。
物語に入り込めない。
ところどころは相変わらず、本当に易しく優しい、彼女だからこその伝わる機微が感じられたんだけど。
あと、やっぱり気になってしまうのが、相変わらず突飛で劇的な事件が
周りで、もしくは自分に起こっている登場人物たち。
誘拐とか軟禁とか、レイプとか毒入りカレーとか、練炭で眠るように死んでしまった老夫婦とか。
5つの短編が読めたのですが、安易にそういう出来事を使いすぎだよーと思ってしまった。
必然的というわけでもなさそうだし、かといって、キッチンとか昔の小説にみられた、あたたかみのある丁寧で高尚な雰囲気は私には感じられなかった。
ただ単純に、物語を動かすために、小説の中の登場人物たちを彩るために、それらの事件がある。そんな感じ。
うーん、これネームバリューのおかげで読めたけれども、もしこれが無名の作家だったら、この人の小説はおもしろくないというレッテルを自分の中で貼ってたと思う。
この雰囲気が、よしもとばななの良さだとは思えない・・・

よしもとばなな自身は、「この小説が書けてよかった。いちばん好きです」と、あとがきで書いてるので、
たぶんいちばん彼女の中で私小説的だったために、のっぺりしたお話ばかりになってしまってるのかなぁと、自己解釈。
そんなことを悶々と考えながらアマゾンの感想を見てみたけれど・・・
うーん、忙しくて荒んでんのかな私(苦笑)
![]() | デッドエンドの思い出 (2003/07/26) よしもと ばなな 商品詳細を見る |
CATEGORY : [読む]や行の作家
2010.11.18 *Thu
moumoon
絶賛ヘビーローテーション中です。
今さら?かもしれませんが、「Sunshine Girl」にヤられてどっぷりハマってます。
いいわー。さわやか。
moumoon聴いてると日々のキラキラ度が増す気がするんですけど、気のせいですかね?
このタイプのミュージシャンに惚れこむことって久しぶりです。
おそらくDo As Infinity以来・・・じゃなかろうか。
「moumoon」と「SPARK」の2枚をまとめ借りしてみましたが、想像以上の良さでした。
楽曲を担当するMASAKIさんと作詞を担当するYUKAさんの組み合わせがピッタリしてます。
この二人、音楽的に絶妙なコンビなことがものすごくわかる。。
とくに前作のアルバム「moumoon」は幅が広くて、こっちの方が断然好きですね。
YUKAさんも今よりもっとはっちゃけてるというか。ジャケからして雰囲気が違ってるもんなー(笑)
ギターを振り上げてる姿なんて「SPARK」からはちょっと想像できないし。
「Sunshine Girl」のイメージから、女の子らしいふわふわキラキラした感じなのかと思っていたので、意外と好戦的でたくましい歌詞世界に嬉しくなりました。
「感情を取り戻すんだ 衝動主義よ暴れだせ ロボットみたいな奴に なりたいのかい?」
うーん、最近のこの手の女性ミュージシャンではみないような逞しい歌詞。
やっぱり可愛く爽やかなだけのミュージシャンはつまんないですよね。
またブログが毎日を大切にしてることが伝わってきて良いです。
最近、女性タレントのブログとかけっこう好きで見るんですけど、毎日がカラフル。
こちらまでウキウキした気持ちになれるっていうか。乙女心を呼び覚ましてるというか(?)
自分がよどんだ生活を送ってるからですかね
健康的な生活を送りたくなります。
布団でも干そうかなー。晴れてるし。。
今さら?かもしれませんが、「Sunshine Girl」にヤられてどっぷりハマってます。
いいわー。さわやか。
moumoon聴いてると日々のキラキラ度が増す気がするんですけど、気のせいですかね?
このタイプのミュージシャンに惚れこむことって久しぶりです。
おそらくDo As Infinity以来・・・じゃなかろうか。
「moumoon」と「SPARK」の2枚をまとめ借りしてみましたが、想像以上の良さでした。
楽曲を担当するMASAKIさんと作詞を担当するYUKAさんの組み合わせがピッタリしてます。
この二人、音楽的に絶妙なコンビなことがものすごくわかる。。
とくに前作のアルバム「moumoon」は幅が広くて、こっちの方が断然好きですね。
YUKAさんも今よりもっとはっちゃけてるというか。ジャケからして雰囲気が違ってるもんなー(笑)
ギターを振り上げてる姿なんて「SPARK」からはちょっと想像できないし。
「Sunshine Girl」のイメージから、女の子らしいふわふわキラキラした感じなのかと思っていたので、意外と好戦的でたくましい歌詞世界に嬉しくなりました。
「感情を取り戻すんだ 衝動主義よ暴れだせ ロボットみたいな奴に なりたいのかい?」
うーん、最近のこの手の女性ミュージシャンではみないような逞しい歌詞。
やっぱり可愛く爽やかなだけのミュージシャンはつまんないですよね。
またブログが毎日を大切にしてることが伝わってきて良いです。
最近、女性タレントのブログとかけっこう好きで見るんですけど、毎日がカラフル。
こちらまでウキウキした気持ちになれるっていうか。乙女心を呼び覚ましてるというか(?)
自分がよどんだ生活を送ってるからですかね

健康的な生活を送りたくなります。

布団でも干そうかなー。晴れてるし。。
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CATEGORY : [聴く]邦楽
2010.11.15 *Mon
中島京子 「小さいおうち」
昭和初期時代の上流家庭を舞台にしたお話。
主人公は赤い屋根の平井家に女中として仕えているタキ。
この本はタキの視点による回想記と共に、タキの甥っ子 健史による真相探し?の物語でもあります。
昭和とか大正あたりのモダンな雰囲気って好きなんですよね。
もともと和物や和柄が好きってこともあるけど、ああいう抑圧された中のしゃんとした風景に惹かれる。
なので、そういう話があるとちょっと気になったりして。
女中さんが主人公なんて、まさに!な設定じゃないか、と思いまして。
直木賞も受賞されてるみたいだし。。てことで読んでみました。
今はおばあさんになってしまったタキが、平井家で奉公していた頃の時代。
昭和初期っていうと、日本は戦争とかあってたし激動の最中というイメージがどうしてもあるんだけど、この話はとっても優雅で豊か。
たしかに戦時中独特の狭まってくる世の中の様子はあるんだけど、そこに重点を置いた話ではなくて。
あくまで平井家の中のお話。
淡々としていて平和的で、内情はけっこうドロドロしたものがあるのに、それが綺麗な布で包まれて見せられてる、みたいな感じでした。
戦時中とはいえ、みんながみんな深刻にネガティブな状況でいたのかというと、実際そうでもなくて。
状況がわからないから不便だねーなんて不満を言いつつも、その生活をやっていくしかない。
女中さんだからか、回想記なのに家庭内の秘密を包んで微妙なニュアンスでしか明かさない。
それを甥っ子の健史が脇から出てきて、ちゃちゃを入れるという形式なんですが、この健史・・・(苦笑)
扱われ方がヒドイ・・・
終盤ではこの健史が明かされなかった真相を探すんだけど、それまでの健史の言動から同一人物とは思えなくて。
なんか読んでいても奥歯に物が挟まったような、むずがゆいような変な感じでした。
女中さんの活躍する話ということで、宮部みゆきの「蒲生邸事件」を思い出したりしたんですが、あちらの方がやっぱりおもしろかったな、と。
まあタイムスリップものだから、そもそも比べちゃいけないんだろうけど。。
ただ旦那さんが不憫だなーと思わなくもないです。
よくできた旦那さんで、とくに非道なこともしてないのに誰からも何にも思われてないどころか、イタクラさんの中では完全にいなかったことにされてるなんて!
自分たちのしてたことを差し置いて、そりゃあんまりじゃ・・・と。。
まあ当事者なんて案外そんなものかもですね。
実在する絵本、バージニア・リー・バートンの「ちいさいおうち」がモチーフになっているようなので、
イタクラさんや睦子さんも実在するんでは?と思って検索してしまいました。
・・・いません(苦笑)
いたらイタクラさんの作品ぜひ見てみたかったですね。
いつか絵本の方は読んでみたいと思います。
主人公は赤い屋根の平井家に女中として仕えているタキ。
この本はタキの視点による回想記と共に、タキの甥っ子 健史による真相探し?の物語でもあります。
昭和とか大正あたりのモダンな雰囲気って好きなんですよね。
もともと和物や和柄が好きってこともあるけど、ああいう抑圧された中のしゃんとした風景に惹かれる。
なので、そういう話があるとちょっと気になったりして。
女中さんが主人公なんて、まさに!な設定じゃないか、と思いまして。
直木賞も受賞されてるみたいだし。。てことで読んでみました。
今はおばあさんになってしまったタキが、平井家で奉公していた頃の時代。
昭和初期っていうと、日本は戦争とかあってたし激動の最中というイメージがどうしてもあるんだけど、この話はとっても優雅で豊か。
たしかに戦時中独特の狭まってくる世の中の様子はあるんだけど、そこに重点を置いた話ではなくて。
あくまで平井家の中のお話。
淡々としていて平和的で、内情はけっこうドロドロしたものがあるのに、それが綺麗な布で包まれて見せられてる、みたいな感じでした。
戦時中とはいえ、みんながみんな深刻にネガティブな状況でいたのかというと、実際そうでもなくて。
状況がわからないから不便だねーなんて不満を言いつつも、その生活をやっていくしかない。
女中さんだからか、回想記なのに家庭内の秘密を包んで微妙なニュアンスでしか明かさない。
それを甥っ子の健史が脇から出てきて、ちゃちゃを入れるという形式なんですが、この健史・・・(苦笑)
扱われ方がヒドイ・・・
終盤ではこの健史が明かされなかった真相を探すんだけど、それまでの健史の言動から同一人物とは思えなくて。

なんか読んでいても奥歯に物が挟まったような、むずがゆいような変な感じでした。
女中さんの活躍する話ということで、宮部みゆきの「蒲生邸事件」を思い出したりしたんですが、あちらの方がやっぱりおもしろかったな、と。
まあタイムスリップものだから、そもそも比べちゃいけないんだろうけど。。
ただ旦那さんが不憫だなーと思わなくもないです。
よくできた旦那さんで、とくに非道なこともしてないのに誰からも何にも思われてないどころか、イタクラさんの中では完全にいなかったことにされてるなんて!
自分たちのしてたことを差し置いて、そりゃあんまりじゃ・・・と。。
まあ当事者なんて案外そんなものかもですね。

実在する絵本、バージニア・リー・バートンの「ちいさいおうち」がモチーフになっているようなので、
イタクラさんや睦子さんも実在するんでは?と思って検索してしまいました。
・・・いません(苦笑)
いたらイタクラさんの作品ぜひ見てみたかったですね。
いつか絵本の方は読んでみたいと思います。
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CATEGORY : [読む]な行の作家
2010.11.03 *Wed
考え事いろいろ
お久しぶりです、マイブログ。
最近は他サイトの某チャット系サービスにはまってしまって、ついつい放置・・・
やばい、このままいくと中毒化するよ!と、気持ち程度の軌道修正。
もう自分でも何がしたくてブログを始めたんだか、という感じになってしまってます。
ブログを始めた頃は、もっと自分や毎日と向き合ってた(と思う)し、真摯・・・といったら大げさだけど、
ネット上で発生するコミュニケーションにも気を使いすぎるほど使ってたんだなと思いました。
自分でも、最近前にも増して中身がないよ、と思うくらい適当。
別に今が向き合ってないとかそういうことじゃなくて。悩みなら掃いて捨てるほどあるし、なくならない。
ただなんというか、ネットを始める前まで薄っすらと持っていた、どこかに自分のことをわかってくれる人がいる、という幻想を、ようやく捨てきることができたというか。見切りがついた、というか。
そもそも「どこかに自分のことをわかってくれる人がいる」って考え方なに?
自分が自分のことをよくわかってないのに・・・
自分の何を知ってほしがってるんだろ、それを言って果たして満足なのかと考えたら、
分かり合えるって、そういうものばかりでもないよなーと。
ネットって、その場だけのコミュニケーションを楽しむのがいちばんなんだな、とようやく(笑)わかった。
まあその場だけだからこそ、本音がいえる場合もあるけれど。
きっとそういう楽しみ方だと、だんだん寂しくなっていくのかもしれないし、むしろ孤独を感じるんだろうし、逆にもしかしたらその中で、すごくフィーリングの合う人が見つかるかもしれないし。
結局、リアルな場所での関係がいちばんかもしれないし。
・・・うん、自分なりのネットとの付き合い方がわかった気がします。
それってたぶん、一人暮らしするようになってからだなあ。
いろんなことを思いつめなくなったんだと思う。
まあ一人暮らしといっても、実家近すぎてあんまりその感覚ないけれど(苦笑)
しょっちゅう家族が泊まりにくるし、最近では避難場所みたいな扱いだし・・・
とりあえず初心に帰るような感じで、衝動のままに綴っていこうかと。
もともと感想ブログがしたかったんだから。(こういうことってブログ離れるたびに言ってるかも、笑)
そうそう!GOGOのベースのアッコちゃんが“おめでた”だそうですね!
素晴らしい☆おめでたい!
ファンとしては自分のことのように嬉しいです。
元気な赤ちゃんを産んで戻ってきてほしい。アッコだったらいいお母さんになれると思うなあ。。
最近は他サイトの某チャット系サービスにはまってしまって、ついつい放置・・・
やばい、このままいくと中毒化するよ!と、気持ち程度の軌道修正。
もう自分でも何がしたくてブログを始めたんだか、という感じになってしまってます。
ブログを始めた頃は、もっと自分や毎日と向き合ってた(と思う)し、真摯・・・といったら大げさだけど、
ネット上で発生するコミュニケーションにも気を使いすぎるほど使ってたんだなと思いました。
自分でも、最近前にも増して中身がないよ、と思うくらい適当。
別に今が向き合ってないとかそういうことじゃなくて。悩みなら掃いて捨てるほどあるし、なくならない。
ただなんというか、ネットを始める前まで薄っすらと持っていた、どこかに自分のことをわかってくれる人がいる、という幻想を、ようやく捨てきることができたというか。見切りがついた、というか。
そもそも「どこかに自分のことをわかってくれる人がいる」って考え方なに?
自分が自分のことをよくわかってないのに・・・
自分の何を知ってほしがってるんだろ、それを言って果たして満足なのかと考えたら、
分かり合えるって、そういうものばかりでもないよなーと。
ネットって、その場だけのコミュニケーションを楽しむのがいちばんなんだな、とようやく(笑)わかった。
まあその場だけだからこそ、本音がいえる場合もあるけれど。
きっとそういう楽しみ方だと、だんだん寂しくなっていくのかもしれないし、むしろ孤独を感じるんだろうし、逆にもしかしたらその中で、すごくフィーリングの合う人が見つかるかもしれないし。
結局、リアルな場所での関係がいちばんかもしれないし。
・・・うん、自分なりのネットとの付き合い方がわかった気がします。
それってたぶん、一人暮らしするようになってからだなあ。
いろんなことを思いつめなくなったんだと思う。
まあ一人暮らしといっても、実家近すぎてあんまりその感覚ないけれど(苦笑)
しょっちゅう家族が泊まりにくるし、最近では避難場所みたいな扱いだし・・・

とりあえず初心に帰るような感じで、衝動のままに綴っていこうかと。
もともと感想ブログがしたかったんだから。(こういうことってブログ離れるたびに言ってるかも、笑)
そうそう!GOGOのベースのアッコちゃんが“おめでた”だそうですね!
素晴らしい☆おめでたい!
ファンとしては自分のことのように嬉しいです。

元気な赤ちゃんを産んで戻ってきてほしい。アッコだったらいいお母さんになれると思うなあ。。
CATEGORY : [つぶやき]雑感
2010.09.23 *Thu
川上未映子 「わたくし率 イン 歯ー、または世界」
久しぶりに本の感想を。。
だいぶ前から家にあったのだけど、ようやく読みました。
本を読むこと自体久しぶりだからでしょうか、なんか頭の中が大きく大きく膨らんでるような気分。
この衝動を活かさねば!とブログに(笑)
けれども、何を書くのか、そもそも自分が何を書こうとしてるのか定まらないまま書いてる状況で。
とにかく文章に音楽的リズムとパンチがありました。
支離滅裂で大阪弁丸出しで、主人公独自のわたしという存在への解釈がだーーーっと綴られます。
物語全部、私、わたし、私、わたし!という感じ。
奥歯を自分であると定めた主人公の話なのですが、冒頭からこれ読めるんだろうか?と躊躇してしまうような不思議な文体なんですよね。
川上さんの文章はコラムなどで読んで、わずかながらに衝撃だったんですが小説はもっとですね(笑)
とても読みづらいんだけど、でも一度リズムに乗るとおもしろくて病みつきになってくるような。
気がつくとリズムを刻むように緩急をつけながら、するすると読み終えてました。
主人公は歯科助手をしながら、恋人(?)に手紙を書いたり、自分のお腹の子への手紙を綴り、ひたすらに自分の脳内=奥歯でもって思考します。
読み進めていくうちに、自意識でパンパンに膨らんだ状況と、川端康成の「雪国」の冒頭には主語がない、ということが対になってるのがわかって、なるほどなー、と。
歯科医院の病室を口内に見立てて、治療する診察台を舌に例えるのも印象的でした。
どーでもいいことですが、ウチの母親は歯科助手をやってたので、シチュエーション的にもなじみ深く。
そして最後、この終わりの見えない自分地獄(笑)な物語もきちんときれいに着地します。
物語の終盤あたりでようやく現実がなだれ込んできて、彼女が奥歯を自分としている理由もわかり、悲しいような侘しいような、それまでおもしろ半分で読んでた自分がしゅんとしてしまうような・・・
とにかく言葉にインパクトあって、ある意味ポップな気もするし、映像的でもあるし、なんかアニメーションとか実写とか交えて抽象的な映像にしたらおもしろそうな気もします。
もうひとつの「感じる専門家 採用試験」も同じく。
身体の器官を物質的なものじゃなく感情を入れる箱として考えてたり、主婦ということ、子を宿すということ、分母の話などなど、彼女独自のものの見方、捉え方がおもしろいなと。
あと川上さん流のオノマトペ、けっこう好きです。
自分という存在がどうしてこの形、この姿をしているのかという問いが基本的にあって、そのどうして?を突きつめて突きつめて、それがどんどんどんどん膨らんでいって、最終的には弾けて消えてなんにも残らない、そんな感じ。
不思議な読後感です。ちょっと病みつきになりそうな。
やっぱ文学にもリズムって大事なんだな、と。
モブ・ノリオさんの「介護入門」(話的には全然違いますが)を読んだときも、リズムに乗せられて読む、という独特のカタルシスがあったし。
今回も種類や感じることは違えど、読んでる間、妙なドーパミンが分泌されてたような気がします。
私は哲学書の類はほとんど読まないんですよね。
苦手だし、考えてもきりがないっていうか、自分の考えたりしていることってそもそも哲学と呼べるものなのか謎だし、考えてるうちにめんどーになってくるし(←アホですね
)。
・・・こんなだから人間的に成長しないわけだなー(苦笑)
私としては哲学書を読んで一般論を学ぶよりは、こういう個人の哲学を覗き見たい。
でもその前に、そもそも哲学という括りとか考え方自体、よく理解できないんですけど。
だいぶ前から家にあったのだけど、ようやく読みました。
本を読むこと自体久しぶりだからでしょうか、なんか頭の中が大きく大きく膨らんでるような気分。
この衝動を活かさねば!とブログに(笑)
けれども、何を書くのか、そもそも自分が何を書こうとしてるのか定まらないまま書いてる状況で。
とにかく文章に音楽的リズムとパンチがありました。
支離滅裂で大阪弁丸出しで、主人公独自のわたしという存在への解釈がだーーーっと綴られます。
物語全部、私、わたし、私、わたし!という感じ。
奥歯を自分であると定めた主人公の話なのですが、冒頭からこれ読めるんだろうか?と躊躇してしまうような不思議な文体なんですよね。
川上さんの文章はコラムなどで読んで、わずかながらに衝撃だったんですが小説はもっとですね(笑)
とても読みづらいんだけど、でも一度リズムに乗るとおもしろくて病みつきになってくるような。
気がつくとリズムを刻むように緩急をつけながら、するすると読み終えてました。
主人公は歯科助手をしながら、恋人(?)に手紙を書いたり、自分のお腹の子への手紙を綴り、ひたすらに自分の脳内=奥歯でもって思考します。
読み進めていくうちに、自意識でパンパンに膨らんだ状況と、川端康成の「雪国」の冒頭には主語がない、ということが対になってるのがわかって、なるほどなー、と。
歯科医院の病室を口内に見立てて、治療する診察台を舌に例えるのも印象的でした。
どーでもいいことですが、ウチの母親は歯科助手をやってたので、シチュエーション的にもなじみ深く。
そして最後、この終わりの見えない自分地獄(笑)な物語もきちんときれいに着地します。
物語の終盤あたりでようやく現実がなだれ込んできて、彼女が奥歯を自分としている理由もわかり、悲しいような侘しいような、それまでおもしろ半分で読んでた自分がしゅんとしてしまうような・・・
とにかく言葉にインパクトあって、ある意味ポップな気もするし、映像的でもあるし、なんかアニメーションとか実写とか交えて抽象的な映像にしたらおもしろそうな気もします。
もうひとつの「感じる専門家 採用試験」も同じく。
身体の器官を物質的なものじゃなく感情を入れる箱として考えてたり、主婦ということ、子を宿すということ、分母の話などなど、彼女独自のものの見方、捉え方がおもしろいなと。
あと川上さん流のオノマトペ、けっこう好きです。
自分という存在がどうしてこの形、この姿をしているのかという問いが基本的にあって、そのどうして?を突きつめて突きつめて、それがどんどんどんどん膨らんでいって、最終的には弾けて消えてなんにも残らない、そんな感じ。
不思議な読後感です。ちょっと病みつきになりそうな。
やっぱ文学にもリズムって大事なんだな、と。
モブ・ノリオさんの「介護入門」(話的には全然違いますが)を読んだときも、リズムに乗せられて読む、という独特のカタルシスがあったし。
今回も種類や感じることは違えど、読んでる間、妙なドーパミンが分泌されてたような気がします。
私は哲学書の類はほとんど読まないんですよね。
苦手だし、考えてもきりがないっていうか、自分の考えたりしていることってそもそも哲学と呼べるものなのか謎だし、考えてるうちにめんどーになってくるし(←アホですね
)。・・・こんなだから人間的に成長しないわけだなー(苦笑)
私としては哲学書を読んで一般論を学ぶよりは、こういう個人の哲学を覗き見たい。
でもその前に、そもそも哲学という括りとか考え方自体、よく理解できないんですけど。

![]() | わたくし率 イン 歯ー、または世界 (2007/07/26) 川上 未映子 商品詳細を見る |
CATEGORY : [読む]か行の作家












